さて、やってきましたUCI世界選手権!
昨日は男子のタイムトライアル。
4グループX15選手に分かれ、コースを2周し、そのタイムを競います。
中継が始まったときは第2グループまでスタート終了。
その最中、恐らく第3計測ポイント前後のところに建っていたアドバルーンゲートが何かのアクシデントでバランスを失い倒れ、あろうことか選手が通るコースを封鎖(汗)。係員が慌ててなんとか持ち上げ、ちょうど走ってきた選手がその後ろをすり抜けるというハプニングに見舞われる(汗)
幸い、そこで足止めされた選手がいなかったのが良かったけど。
最終的に、そのアドバルーンゲートは取り外されておりました。
しばらくして第3グループが徐々にスタート。
その中に日本の別府史之選手(ディスカバリーチャンネル)も。
ちょうどこの日の解説が彼のお兄さんに当たるサイクルジャーナリストの別府始さんでして、実況のSasshaさんが突っ込み放題(笑)。
そして、もう一人の解説はおなじみの栗村修さん。今日も絶好調(笑)。
それにしても各国の選手が着用しているユニフォームは特徴がありますね。カラフルさが見てて楽しい。
自転車とか、ソックスは自身が所属しているチームのものなんですけどね。そのアンバランスさが^^;。
ニュージーランドはオールブラックスタイプのユニだったかな。
でも、イギリスのナショナルジャージはイケてない(爆)。
ユニオンジャックのカラーリングだと思うんだけどイマイチだ(汗)。
あと、オランダ。
ラボバンクがどうやらオフィシャルスポンサーらしいのでラボバンクのロゴが入っているのですが、ポストゥーマはラボバンクの選手なので上から下までコーディネートされている姿を見ると、オランダの選手じゃなくてフツーにラボバンクの選手としか認識できません(笑)。
パンツに「Nederland」と書いてあるからいいものの。
さて、レースは第4グループへ。
ここからはグランツールに出場している選手も続々登場。
57番スタートのオランダ代表のクレメント(ミルラム)が快調な走り。
60番スタートのイギリス代表のミラー(サウニエルデュバル)は厳しい。
そんななか、やはりこのレースで牙をむいたのが最終スタートにして、昨年の世界選手権タイムトライアル王者でもあるスイスのファビアン・カンチェラーラ(CSC)!。
もう出だしから絶好調で、各タイム計測地点で恐ろしいハイスコアをたたき出す滑り出し。でも栗村さん曰く「これはまだ抑えていて、2周目から恐らくベースアップする」という走りらしい。
確かに、1周目ではそんなに力を出してないかな?という感じの走りだった気はするんだが…果たしてどうなるのかな?
クレメントが暫定1位でゴール。
その間に後方では凄い事態が発生。
カンチェラーラが1分前にスタートしたロシア代表のグゼフ(ディスカバリーチャンネル)を追い抜き、さらにグゼフの1分前にスタートしたアメリカ代表のザブリスキー(CSC)まで追い抜くという超ハイペースぶり。
…あ、ありえん!(汗)。凄すぎカンチェラーラ。
ツール・ド・フランスでラボバンクから追放されちゃったラスムッセンがタイムトライアルで2分前にスタートしたケースデパーニュのバルベルデを追い抜いちゃったときの光景が思わずダブっちゃったじゃないか…。
この時点でカンチェラーラの優勝はほぼ確定。
2位は恐らくクレメントで決まりだろうな。
そしてその前ではスペイン代表のグディエレス(ケースデパーニュ)とハンガリー代表のボドロギ(クレディアグリコル)による熾烈なデッドヒートが展開。抜きつ抜かれつの大接戦!
この二人が3位争いと目されていたのですが、最後はボドロギがグディエレスを抑えてゴールラインを通過。
タイムが…なんとクレメントを上回っている!!!!
実況席も、恐らくテレビで見ていた視聴者もびっくりな展開。
次の瞬間、暫定順位席1位のところで座っていたクレメントがそのタイムを見て「うそぉ!!!!」と言わんばかりに目を見開いて驚愕した顔で呆然としている姿がカメラに抜かれる(汗)。
カンチェラーラの走りぶりは分かっていただろうし、クレメント自身も2位になるだろうと確信していたんだろうな〜(汗)。思わぬ伏兵(とはいわないか、6年ぶりに表彰台って後で聞いたので)に足をすくわれることに。
そして悠々と2周を走り終えたカンチェラーラがガッツポーズをしながらゴールラインに到達。結局2位のボドロギより52分以上のタイムをつけてのぶっちぎり優勝。
アンタやっぱり凄いわ…(汗)。
カンチェラーラの凄さは、コーナーリングの時に顔を出しますね。
あの攻めっぷりのよさは恐ろしいものを感じます(汗)。
ツール・ド・フランスのプロローグでの走りでもコーナーリングの攻め方が凄すぎて声が出ませんでしたし(最近再放送を偶然やっていたので見直して改めて驚嘆したけど)。
いやー、凄すぎです。。。
再び世界チャンピオンのしるし、アルカンシェルを手にしたカンチェラーラ、相変わらずのイケメンの笑みを表彰台でも振りまいてました。
来年のサイクルロードレースでも、カンチェラーラ旋風は収まらないでしょうね。今から楽しみです^^。
さて、日曜日は男子エリートロードだ!。
スタートリストが出てくるのがまちきれません♪。