2013
10.28
Mon
さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス(10/26:さいたま新都心)
post time: 19:43, category: 観戦日記(その他スポーツ), author: oratorio
ついにやってきました。さいたまクリテリウム!
心配していた台風の関東直撃は免れたものの、朝から雨が降り続くお天気の中、午前11時頃初めてさいたま新都心駅に降り立つ私。改札口にたむろしている人々の多さにちょっとビビる…おお、もうすでにたくさんいらっしゃる!(;・∀・)。<あとから聞いたら20万人観戦に来たとの発表があった模様。
駅にはこんなバナーがかかってました。
駅の入り口付近の隅っこでリュックからポンチョを出してかぶって出発。クリテリウムコースに出る前にたまアリの方でやってるサイクルフェスタを覗きに向かいました。
入口入って正面を見るとこんな感じでした。
ステージの前には走行エリアがあって、子供たちが自転車に乗って走ってる姿も。会場内にはサガンのツールで使っていたバイクや新城選手のジャージなども展示されていました。とりあえず建物内をぐるっと歩いて、旦那のおみやげに公式Tシャツとピンズを購入。会場にはレッズのマスコットのレディアくんや、さいたま市のキャラクターつなが竜ヌゥくん、アルディージャのマスコットのアルディくんの姿もありました。
併設されていた写真展も覗きに行きたかったけど、長蛇の列だったので断念…。もうちょい早めに出られれば見れたかな…。
では、そろそろクリテリウムコースに出てみようかとたまアリを出て、歩道橋を降りる人の列に並んでいたら「すみませーん、選手が通るので止まって下さーい」との声がかかり、振り向いたらアルゴスシマノの皆様がいらっしゃいました。キッテルやっぱりでかい…(・_・;)。ゲシュケさん独特なオーラ感じる…。
歩道橋を降りてとりあえずのろのろクリテリウムパーク沿いに歩いていたところ、ちょうど人がまばらなエリアを通りかかったので、ちょうどいいからここで応援するかと決めてカメラなどの雨具対応作業に。後で確認したらだいたスタート/ゴール地点から200mぐらいの距離だったぽい。 しばらくぼーっとしていたら、向こう側がざわざわし始めたので何事?と視線を向けたところ対向車線の方に黄色いジャージを着た人がやってくるのが見えてきました。
フルーム(チームスカイ)だ!!!マイヨジョーヌだーヽ(`▽´)/
ショルダーバッグを肩にさげたまま、すいーっと通り過ぎて行くフルームに沿道にいた観客も沸いてて、フルーミーもそんな私達に向かって手を振りながら去っていきました(^^)。いやー、マイヨ・ジョーヌ姿見ただけでテンション上がって心臓バクバクしちゃいましたよ(^_^;)。まだレース始まってないのに(苦笑)。
予定では11時から事前当選された方々による一般体験走行が予定されていたのですが、お天気が悪かったので中止に。12:10頃から選手紹介が始まったようです。(たぶんその後のオープニング走行も中止になっていたと思われます。選手が個々ウォーミングアップしてきていたから)
まず13時から前座レースとしてポイントレースが2レースに分けて行われました。ポイントレースとは競技者が周回ごとに与えられるポイントの合計で競う種目です。今回は8周回して一番ポイントを獲得した選手が勝ちというルールでした。
ポイント獲得の周回が来ると徐々に早くなっていく選手たちの動きが凄かったですね。特にサガン。すっ飛んでいく加速力がすごすぎる(^_^;)。沿道からもどよめきが起きてました。結果、ポイントレース1はシマノレーシングの畑中選手、ポイントレース2は愛三工業レーシングの中島選手がそれぞれ優勝しました。
ポイントレース1より。西谷選手(愛三工業)と別府選手(オリカ・グリーンエッジ)
ポイントレース2より。内間選手(チームニッポ)、中島選手(愛三工業)
15時。雨もやんで晴れ間が見えてきた良いタイミングでいよいよメインレースのクリテリウムがスタート。(20周回)
最初の周回からすでにペースアップしてて、逃げ集団、追走に行く選手、プロトンと別れ、それがめまぐるしく周回毎に様相が変わっていく様子が目の前で展開されて興奮しましたねー。
このレースをもって現役引退をされる42歳の大ベテラン("日本のフォイクト"とフランスの自転車ニュースサイトに書かれていた)、チームニッポの福島晋一選手の果敢な単独追走アタックや、スプリントポイントで目立ちまくり、終盤には1人飛び出した別府選手の逃げアタックなども飛び出しました。(ところで別府選手、途中で自転車変わったなと思ってはいたのですが、落車していたとは知らなかった…。)
そして最終周回。
スタート方面からどよめきが聞こえてきたので、なにか動きあったなと察した瞬間、視界に現れたのはマイヨ・ジョーヌのフルーミーに、アルカンシェルのルイ・コスタ(モビスター)、そしてマイヨ・ヴェールのP・サガン(キャノンデール)の3人。この光景見た瞬間、鳥肌が立ちました。沿道の観客もとってもテンション上がっていてボルテージは最高潮!
そして、ゴール前1キロで二人を振りきったフルームが独走し、優勝を飾りました。
ラストスパートするフルーミー。
帰りの電車の混雑を避ける為に表彰式は見ずに帰りましたが、駅に向かう道すがら、レースを終えた選手たちを見送っていたらちょうど通りかかったAG2Rのリブロンがこっち向いて手を振ってくれました♪ヽ(`▽´)/。
ツールが終わると、4賞ジャージを獲得した選手やトップ選手は各地で行われる顔見世興行クリテに招待される事が多いのですが、きっといつもこんな雰囲気で行われているのでしょうかね(^^)。その一端に触れたような気がしました。
何はともあれ、激闘のツールを闘った世界のトップ選手が日本に集結して、このような熱いクリテリウムレースが行われたのは本当に良かったと思います。めっちゃめちゃ楽しかった!。沿道には私のようなサイクルロードレースファンだけではなく、自転車レースを見たことがない初心者のかたも沢山いらっしゃっていましたし、その方たちにも自転車レースはこんな感じなのですよ、といったアピールも伝わったかなあ。
どうやら来年以降も継続してやる向きらしいので、今回の大会で出てきた様々な課題(特に応援エリアとか、表彰式が関係者以外入れないクリテリウムパークでやってた件とか色々課題山積だと思います)をきちんとフィードバックして次回は前回よりも更に良い大会にブラッシュアップしてほしいと思いますね。ゆくゆくはジャパンカップのようなUCIレースとして運営したいのならば、もっと努力してもらわないといけませんね。
選手の皆様、スタッフの皆様、観客の皆様、お疲れ様でした。
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