ツール前哨戦のステージレース、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネが開幕しました。
今年もウィギンス、エヴァンス、アンディ、Sサンチェス等ツールの総合優勝候補が顔を揃えており、ツールに向けての最終調整として、しのぎを削ることになります。また、アルゴスシマノの土井雪広選手もエントリー、このステージレースでツールメンバー選出のアピールが出来れば良いですね。
☆Prologue
Prologueはグルノーブルでの5.7キロの短い距離での個人タイムトライアル。中盤に出走していた選手は雨がふりだして路面がウェット状態の中で厳しい走行を強いられるケースも多かったようです。終盤の有力選手出走の頃になると天候も回復、路面も乾いて来ていましたね。
このPrologueを制したのは早めのスタートだった21歳のオーストラリアTTナショナルチャンピオンのグリーンエッジのダーブリッジ。Jスポの放送が始まった頃には既に彼のタイムが漬物石状態で、その後ずーっと後続の選手がゴールしても更新がなく、ついに最終走者の昨年覇者のウィギンスのゴールを待つばかりに。ゴール前に差し掛かった時にはもしかしたら?と思ったのですが、最終的に1秒上回れず。ダーブリッジのステージ優勝が決定。優勝決まるまで彼はさぞやどきどきはらはらしてたと思いますが、良かったね(^^)。最初のリーダージャージに袖を通すことに。
○1時間超ありますが,NBC放送分の動画。
Prologueのキリエンカ:26位(+11秒)
全く映らなかったけど(^_^;)、まずまずのスタートではないかと。モビスターの中ではアマドールがトップタイム(7秒差10位)。それにしてもアマドールはジロで元気いっぱいでステージ勝利&完走したと思ったら、ドーフィネでもその元気さが続いてて感心する。若いっていいねぇ(^^)。
☆第1ステージ
スタートから早く逃げが容認されたようなのですが、その逃げの中になんと土井選手が入ってるとの情報。Jスポの放送中にも何度もJAPANチャンピオンジャージがばっちり映って嬉しかった-(^^)。山岳賞のポイントも少しずつ貯金するなど、頑張っていました。ゴールまで25キロのところで逃げ集団からちぎれてプロトンに吸収されたようなのですが、同時にチームエースのデゲンコルプがパンクしてしまったようで、ホイールを提供する姿が映像でもありましたね。今日はお疲れ様でした。またリカバリーして再チャレンジ期待しております。
最後の3級山岳を登るあたりでバラバラと遅れだす選手が続出する中、アンディがその中にいてあれれ…。ツールに向けて調整しているっていう感じだから…とは思いつつもやっぱりコンディションについては心配してしまいますね…。
テクニカルな下りで飛び出したのはエヴァンス、カシェチキン(久しぶり!)、そしてコッペルの3人。一気に集団を突き放して3人でゴールに向かってアタック。後続の集団はなかなか追いつけないままとうとうゴール前に。ここまでずっと積極的に前を走っていたエヴァンスが底力をみせつけてそのままゴール!素晴らしいステージ優勝でしたね(^^)。ゴールパフォーマンスも渋くてよかったわー。
リーダージャージはダーブリッジが3級山岳付近で遅れてしまったので、ウィギンスの手に。しかしながら、「自分のスキンスーツを着て木曜日のタイムトライアルを走りたいので、この先のステージであえて数秒失いたい」(シクロワイアードより)とのコメント…ウ、ウィゴwww(^_^;)。。。そういえば彼本当はダーブリッジのお下がりジャージ着る必要があるはずなのに、確かイギリスチャンピオンジャージ着てたね…(;・∀・)。あれいいのか?(以前のブエルタで最後になるアルカンシェル着てレースさせてとポイント賞ジャージを着ないで罰金も支払ったケースがあったベッティーニさん思い出したが…)
また、スタート直後にサミュエルさんが落車して大きく遅れてしまい、アシストを伴って24分遅れでゴール。幸い骨折の症状はなく、第2ステージも走るそうです。また違う箇所で激しい落車に見舞われたマーティンも14分遅れのゴール、骨折の症状はなく、次走るかどうかは今日の体調次第とのこと。まずはちょっと安心した。
○観客の方が50キロ地点で撮影した動画。逃げ集団の土井選手も映ってます。
○第1ステージハイライト
第1ステージのキリエンカ:56位(集団ゴール)、総合21位(+10秒)
ゴール時に集団にいるのを確認。
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