さて、第2部いっきまーす。
☆高橋成美&マーヴィン・トラン
とっても元気いっぱいの成美ちゃんの魅力満載なエキシビジョンでした。
マーヴィンもだいぶんしっかり身体が作れてきたみたいで、リフトも堂に入ってきたなーって思いました。彼にはこれからの日本ペアのためにもがんばってもらわにゃいかんので、レベルを上げられるように期待。
☆キャロライン・ジャン
「Lullaby for a Stormy night」
柔らかいスケーティングでしっとり見せてくれましたねー。なんだか大会を経るごとに一つ一つ上達していくのがよく分かる彼女。3-3がすんなり入ると更に上位まで食い込めることが分かったこの大会ですからねー。
最後のパールスピンはお母様が命名されたというのを実ははじめて知りました^^;;;<遅いよw
☆ケイディー・デニー&ジェレミー・バレット
スピードのあるスケートが持ち味の二人のエキシビジョンもなかなかテンポがよかったですね。
思えば彼らコンビ組んで10ヶ月だったのか(実際は一度コンビを組んだものの、ケイディーがシングル転向でお引越しして、また昨年元に戻ってきてコンビ結成しなおしたという経緯がある)。それでこのユニゾンのよさ、やっぱりお互いフィットしていたんでしょうねぇ。今回は参加していないのですが全米覇者のブルーベイカー組とライバルとして火花が散りそうです。
☆織田信成
「トスカ」
最後の最後で完成された最高のトスカを見せてもらいました。全部ひっくるめてエクセレント。
これからトリプルアクセル、とぶぞっ!という動きが出たなと思ったら本当に次の瞬間見事成功してビックリ。狙ってたなぁ。
復帰のシーズンでしたが、よくがんばりました。来年は大ちゃんが戻ってくるし、熾烈な戦いがまっていますが彼なりに乗り切れそうな気がします。
☆テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー
「Jack and Diane」
色の違うジーンズ姿でのエキシビジョン。とっても二人ともさわやか。へそだしタイプの短めのカットソーを着用のテッサちゃん、かわいかったよ〜(*´ -`)。
この後、カナダチームのキャプテンでもあるスコット、おそらくジェシカが運ばれた病院に出向いたものと思われます(フィナーレ時にいなかったので)
☆ステファン・ランビエール
「Otoño Porteño(ブエルスアイレスの秋)」
特別招待選手として登場のランビエール。本当に彼の演技は別格ですね。プロスケーターとしてのオーラが身についていましたし、リンク全体の雰囲気がごそっと変わってしまう瞬間をみたような。
スピンの瞬間は場内大歓声。気になっていた足のコンディションはよさそうでした。
☆ダン・ジャン&ハオ・ジャン
この二人のEXを見て思ったんですが、いずれ彼らはシュエ・シェン&ホンボー・ツァオ組のような剛と柔を兼ね備えたペアスケーターとして進んでいくのではないかと。今まではパワーを全体的に出していたイメージが強かったのですが、今年ぐらいからエレガンスなスケートもできるようになっていて、綺麗に調和できつつあるような気がするのです。
いずれは彼らを凌ぐくらいに成長していきそうな、可能性を見出したこの大会でした。
☆ジョアニー・ロシェット
「オブストラクション」
個人的にはボンドガールのEXを期待していたのですが、シャキーラのほうでした^^;;。
最初お、アルゼンチンタンゴなのかな?というゆったりリズムで入ったのですが、イントロの後はテンポの速いリズムに変化したのでいい意味で期待を裏切ってくれたような。
☆タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト
「Bleeding Love」
お手紙を小道具にしての大人の恋愛を描いたしっとりとしたEX。白いドレスのベルビンがまた清楚な感じでよかったなぁ。エンディングで見せる切ない表情もよかった。
ここからアンコールがあって、フリーダンス「トスカ」の最後のリフトを見せてくれましたが、あのリフトは結構インパクトがあって凄かったですね。
☆エヴァン・ライサチェック
「Seven Nation Army/Harder, Better, Faster/Stronger」
衣装がジャージっぽい(特にパンツが)ってのにちょっとびっくりなんですが。結構ロボットダンスっぽい感じの振り付けに見えたかな(一瞬、音楽系だとテクノ?と思ったんですが、ロックだよね^^;;)。
アンコールはフリー「ラプソティーインブルー」の終盤から。ストレートラインステップのターンはやっぱりいいなぁ。
☆アリョーナ・サフチェンコ&ロヴィン・ソルコヴィー
ドイツからのフライトが6時間遅れてしまい、夜遅くに到着するなど大変な旅路だったようで。。
それでも彼ららしいしっとりしたエキシビジョンをアンコールも含めて2本滑ってくれました。2007年以来の彼らの生演技を見ることが出来てとても嬉しかった〜。相変わらずアリョーナは美人だ(*´ -`)。
☆浅田真央
「Por una Cabeza/Payadora」
真央ちゃんのタンゴEXもいよいよコレが見納め。真央ちゃんも万感を込めて、最後のエキシビジョンを滑りきりました。
ラストのタンゴステップを思わせる足技、やっぱり凄いです、力強くて。
アンコールはもちろん「仮面舞踏会」のラストシーン。手拍子をバックに、最後のステップを楽しんで滑っていました。
この大会、出場をやめたほうがいいという声も彼女の関係者からあったそうです。疲労もたくさんあったでしょうしそういう声が上がるのも理解できます。でも、彼女は出場して来シーズンへの光明を掴み取った、そんな大会だったような気がしますね。
本当にシーズン全部を通してチャレンジし続けた彼女に、大きな拍手を送りたいです。
フィナーレではTシャツがつめられた袋をバスケットから選手によって投げ込まれていたり、「ありがとう東京」のバナーを持ってライサチェックとアゴストがリンクを回っていたり、しゃぼん玉をパトちゃんとマーヴィンが懸命に拾おうとしていたり(笑)、いろんな姿を見ることが出来ました。
成美ちゃんはハオにぐるぐるとフライングしてもらってたなあ。彼女は中国を拠点に以前は練習を積んでいたことがあるから(別のパートナーと)、そのときにハオとも面識があったんだろうけど。ちょっとびっくりしました。
タニスとライサチェックが仲良く二人で話し込んでいるシーンも(^^)。
次回国別対抗戦は2年後2011年、日本で開催とアナウンスがあり終了となりました。
初めて行われたこの大会ですが、全体的に見ると成功だったと思います。国ごとの選手を応援する彼らのチームワークのよさなんかも垣間見えて楽しかったし、チャレンジしたい技をやってみる選手も出たり、いろんな意味で有効でした。
ただ、やはり日程間の問題が出てきそうですよね。今回のように思わぬアクシデントでけが人が出てしまうなど、ワールドを戦い抜いた後の選手たちの疲労はあったわけなので。そこのところを改善してくれるとありがたいのですがね。
(どーやら五輪でも団体競技入れようかという話をチンクワンタ会長が考えているそうだが)
非常に楽しませてもらいました。選手の皆さん、お疲れ様でした!
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