全米選手権もついに終了しました。
いやはやフリーではまたいろんなドラマがありました。
□女子FS
SP2位で折り返したGPF王者のシズニー、フリーはほぼ完璧な演技を見せ見事逆転勝利。2年ぶりの全米女王の座を奪還しました。今年1年でちょっとそっとでは崩れなくなりましたねぇ。以前は「ジャンプが上手く行けば…」という言葉が必ずつくような感じでしたが、その言葉はもう不要ですね。
今年のフリープログラムは実に美しいですが、私東京ワールド、会場でこのフリープロ見れないのよね…(苦笑)。ああ残念だorz。
2位にはレイチェル。GPFの時よりもグンと復活してきましたね。ほっとしました。彼女らしい滑りが戻ってきたのは良かった。ワールドでの滑りも期待。
SP1位で折り返した未来ちゃん。どうも硬かったですねぇ。ジャンプもスピンもなんだか小さくなってしまってて、プレッシャーとの戦いに必死だったような気がしました。終盤のスピンに入るところを失敗して結果的にノーカンになってしまう決定的なミスも大きかった…。嗚呼。
□男子FS
全米、いや、全世界驚愕したんじゃね? というまさかの展開でした。
まず、第3グループで神演技続出で、おおこりゃすごいことになってきた〜とテンションが上がる。
特にリチャード・ドーンブッシュ選手すごかったですね。
☆ドーンブッシュFS(第3グループ)
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いやー完璧な演技堪能しました。映画「シャーロック・ホームズ」の世界観もしっかり出せていて、素晴らしかったです。場内スタオベも納得。今年のジュニアグランプリファイナルチャンピオンですが、シニア顔負けの堂々たる演技でした。得点もえっらいでるのもこれも納得
最終グループでまずいい得点を出したのがこれまた若手君のロス・マイナー選手。
☆マイナーFS(第4グループ)
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ジャンプがとても高いですね。またしっかりとしたスケーティングも出来ていてこれまたいいプロでした。得点はドーンブッシュには届きませんでしたが、高得点を記録。
ところがここから予期せぬ展開に。
3連覇を目指したアボットがクワド回避のプログラムで臨んだのですが、後半にルッツ転倒、3連続ジャンプの一番最後がステップアウトするなど明らかに動きが硬くなってしまっていました…。なんだかいつも大きく見えるアボットの動きが今日は小さかったなぁ…。得点もTESが低くてこの時点で暫定3位。
全くと言って予想外。工エエェェ(´д`)ェェエエ工
そして次のムロズさんも4Tステップアウトしてはいましたが、他のジャンプをうまくまとめ、転倒なく滑りきったのですがやっぱり彼も動きが硬かった。結果的にムロズさんもあまり点数が伸びずに暫定6位と表彰台圏内から脱落してしまうことに。
そして、最終滑走は経営者さんこと、ライアン・ブラッドリー。
☆ブラッドリーFS
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2回のクワドはどっちもステップアウトでうまくいきませんでしたが、他のジャンプはほぼ強引とか根性降りで凌ぎ切り、また場内の観客の応援も完全にアシストされて滑りきって、結果的に逃げ切り勝利確定。
全米選手権11年連続参戦のライアン、27歳にして悲願の全米王者初戴冠!
決まった瞬間はもう涙腺決壊だったよあんた…( ;∀;)。(でもね、認定もろてた4T、あれURだとおもうのよ…(苦笑)。まぁ、ナショナルだからねぇ^^;)
なにはともあれ、今までなかなか優勝まで手が届かなかった彼が、ついに全米王者になったことはめでたい。
本当に良かったねぇ、良かったねぇ。今年は手術等もあって出遅れて、GPSとかコンペもほぼ出てなかった感じだったし、バンクーバー逃したこともあって引退のことも頭にあったんじゃないかと思うんだけど、諦めなくてよかったねぇ。2位にドーンブッシュ、3位にマイナーと若手くんが続いて4位にアボット…(´・ω・`)。あわわわ。表彰式の3人とアボットとの温度差がもろにわかって複雑な気持ちだわ…(´・ω・`)。。
表彰式にはライサチェックがプレゼンターとして登場していましたね。スーツ姿のライサちょっと新鮮だった。
その後、世界選手権、四大陸選手権などの
アメリカからの派遣代表選手が決定 いたしました。以下は折りたたんで。